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日帰り白内障手術の流れ | おおみち眼科 東加古川

白内障
1白内障手術前の検査
角膜曲率半径 角膜の大きさ・乱視などを調べます。
視力 遠視・近視・乱視がどれくらいあるか、手術前の視力がどのくらいかを調べます。
眼圧 眼球の硬さを調べます。
眼軸長 超音波を使って眼球の長さを調べます。
角膜内皮 角膜の細胞の数を調べます。
2手術の当日
  • 手術予定2時間前にご家族のかたと来院してください。
  • 当日のお化粧は控えてください。
  • 手術室に入っていただく前に、抗生剤の点滴をします。
  • 手術の開始時間まで待合室でしばらくお待ちいただきます。
  • 順番が来ましたら、手術室に入室していただきます。
  • 手術後、点滴が終わり次第、帰宅していただいて結構です。

3手術当日の過ごし方
  • 当日はできるだけ出歩かず、自宅で安静にしてください。
  • お食事はいつも通りお召しあがりください。
  • アルコール類につきましては、4日間(抗生剤内服中)は控えてください。
  • 手術当日の入浴・洗髪は控えてください。
  • 手術当日は点眼はしません。内服薬のみ、夕食後から内服してください。
※当日は眼帯を外さないでください。翌日の診察までそのままにしてください。
4手術翌日からの過ごし方について

※手術翌日は午前中に診察にいらしてください。

【点眼薬・眼軟膏について】
・診察後より、点眼を始めていきます。
【内服薬について】
・次の内服薬を手術した日の夕方から4日分内服していただきます。

5白内障手術後の安静度や生活について
  • 手術の翌日は洗顔ができませんので顔を拭くだけにしてください。
  • 普通の洗顔、洗髪、入浴は手術一週間後から可能です。
  • 首から下のシャワーと仰向けの洗髪は手術翌日から可能です。
    ※ただし、水や泡、汗等が眼に入らないように注意してください。
  • 眼帯は手術から一週間着用していただきます。
  • 激しい運動は控えてください。
  • 埃の多い場所で過ごすことは避けてください。
  • 簡単な家事はしていただいて結構です。
  • 眼をおさえたり、ぶつけたりしないように気をつけてください。
6白内障手術後の視力について
  • 眼内レンズのタイプにより、手術後の見え方に違いがあります。 遠くにピントが合う眼内レンズの場合、手術後お手元の新聞や本などの細かい字は読みにくくなっています。逆に近くにピントが合うレンズの場合、遠くの人の顔や標識などは見えにくくなっています。
    (※眼の状態によって見え方には個人差が生じて、必ずしも狙い通りにならないこともございます。ご了承ください。)
  • 視力が落ち着くまで1~2か月かかります。
  • 眼鏡は視力が落ち着いてから作成します(約2か月後)

7最新の眼内レンズ選択システム(ORA(オラ)、VERION(べリオン))

従来の白内障手術では、手術前の検査のデータで眼内レンズの度数を決定していました。以前よりは検査機器の精度も上がり、かなり度数のズレは減り、手術の後に多くの患者様に喜んでいただけるようにはなりました。

しかし、数%の患者様では眼内レンズの度数のずれが生じ、手術後ご満足いただける視力が出ない場合もありました。そのようなずれを減らすため、手術前だけでなく、手術中も眼の大きさや乱視の程度等のデータをより正確に計測し、世界中のデータから瞬時に患者様の眼に最適なレンズ度数を決定できるシステムを導入いたしました。

これにより、手術後の患者様の視力向上が従来よりさらに期待できるようになりました。

眼内レンズについて

レンズは直径6㎜ほどで、後嚢に固定するためにループがついています。眼内レンズを一旦挿入すれば、取り換える必要はありません。

眼内レンズには大きく分けて単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズがあります。それに加えて乱視を軽減する眼内レンズもあります。


眼内レンズは人の水晶体と違い、ピントを調節する機能はありません。

ピントが合う距離が1つなので、患者さんはご自分の生活スタイルに合わせて、手元から遠くまでのどこか1点で、ピントの位置を選ばなければなりません。選んだピント以外の距離にはピントが合わないので、その距離を見るためには眼鏡が必要になります。

当院では、手術後によりご満足いただけますように、乱視の強い患者様には乱視が矯正できる眼内レンズを通常のレンズと同じご負担額で積極的に使わせていただいております。

手術後に乱視が強く残った場合(眼内レンズは遠目狙い)

手術後の乱視が少ない場合(眼内レンズは遠目狙い)


このように乱視用レンズを入れることで遠くの文字等がよりクリアに見えるようになります。

新しい眼内レンズ「Eyhance(アイハンス)」と「レンティス コンフォート」

白内障手術の際に眼の中にいれる眼内レンズのうち、通常の保険の効くレンズでありながら多焦点レンズに近い性能を持つ「「Eyhance(アイハンス)」(AMO社さん)と「レンティス コンフォート」(参天製薬さん)を導入しております。これらのレンズは遠く(5m)~中間(70㎝)までの距離が従来の単焦点レンズより良くみえると言われ、手術後、より快適に過ごしていただけます。

※いずれのレンズも乱視用レンズもあり、当院でも採用しております。軽い乱視の患者さまには通常のご負担額でこれらのレンズを積極的に使わせていただき、強い乱視の患者さまには、さらに強い乱視が矯正できる別のレンズを同額で使わせていただいております。

低加入度数分節眼内レンズ レンティス コンフォート®

多焦点眼内レンズ

単焦点眼内レンズの場合、ピントが合う距離が1つなので、ご自身の生活スタイルに合わせて、手元から遠くまでのどこか1点で、ピントの位置を選んでいただく必要があります。
選ばれたピント以外の距離にはピントが合わないので、その距離を見るためには眼鏡が必要になることが多いです。

一方、多焦点眼内レンズの場合、ピントが合う距離が複数あるので、眼鏡に依存する頻度をかなり減らすことができます。眼鏡のかけはずしの煩わしさを解消することが可能です。

多焦点眼内レンズの見え方

単焦点レンズ単焦点レンズ
(遠くにピントを合わせた場合)
多焦点眼内レンズ多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズは若い頃の見え方のように、眼鏡なしですべての距離にハッキリとピントを合わせられるわけではありません。しかし、おおむね遠近どちらにもピントを合わせることができます。

※多焦点眼内レンズは保険適応ではありません。また、眼の状態の診断によって眼内レンズの種類が選択できない場合もあります。
くわしくは医師、スタッフにおたずねください。

当院で扱う多焦点眼内レンズ

当院では以下の4つタイプの多焦点眼内レンズを扱っております。

三焦点眼内レンズ※Pan Optix、Synergy、Vivityは選定療養適応あり
PanOptix®(パンオプティクス)(Alcon社)

PanOptix®(パンオプティクス)
(Alcon社)

これまで国内で先進医療の適応となっているのは2焦点(遠方と近方)の 眼内レンズのみでしたが、今回発売された PanOptix®(パンオプティクス)は、3焦点(遠方・近方に加え中間距離(約60㎝))でピントが合う新しい多焦点眼内レンズです。さらにメガネ依存を減らし、手術後の生活の質の向上が期待されます。

アクリバトリノバ(VSY Biotechnology社(オランダ))

アクリバトリノバ
(VSY Biotechnology社(オランダ))

新しい3焦点眼内レンズです。海外で評価が高く、当院でも採用いたしました。

Synergy(シナジー)(AMO社)

Synergy(シナジー)
(AMO社)

これまでの3焦点レンズよりも遠方~中間~近方の間の視力の落ち込みが小さく、連続的にピントが合いやすいといわれています。乱視用もございます。

新しい多焦点眼内レンズVivity(ビビティ)(Alcon社)※選定療養適応あり

Synergy(シナジー)(AMO社)

このレンズはこれまでの多焦点レンズの欠点であったグレア・ハロー(異常光視症)が大幅に軽減され、夜間の運転が必要なドライバーのかたも安心して多焦点眼内レンズを選択していただけるようになりました。
患者様からの満足度も大変高いレンズです。

最新の多焦点眼内レンズVivity(ビビティ)(Alcon社)

Intensity(インテンシティ)Hanita社(イスラエル)(自由診療のみ 乱視用あり)

Intensity

Hanita社(イスラエル)(自由診療のみ 乱視用あり)
このレンズは距離毎の光を分散させるように配分 することで5つの焦点距離(40cm・60cm・80cm・133cm・5m)を持ち、日常のあらゆる活動をカバーできるようになりました。ヨーロッパCEマーク(すべてのEU加盟国の基準を満たす商品に付けられるマーク)を取得しており、品質も信頼できます。

Intensity

当院は厚労省が定める選定療養対象多焦点レンズを使用可能です。
眼科全般
白内障
緑内障診療・手術
眼瞼(まぶた)・結膜手術
抗VEGF療法
レーザー治療
近視矯正手術
近視進行予防
眼瞼けいれん治療
舌下免疫療法
ドライアイ治療
ぶどう膜炎 (TNF阻害薬)
3歳児検診